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ほぼ1ヶ月ぶりのブログを更新します。その内容は、先日入手した1964 EarsさんのV6と、現在手元にあるめぼしいカスタムIEMの比較になります。比較機種は、次の通りです。 

  1)1964 Ears – V6
    3ウェイ・BA 6ドライバー 
  2)千音 – リモールド済みEtymotic ER4
     BA シングルドライバー 
  3)千音 – アップグレード済みWestone UM3 
    3ウェイ・BA 4ドライバー 
  4)千音 – アップグレード済みWestone 3
     3ウェイ・BA 5ドライバー 
  5)千音 – TS842
    ハイブリッド 2ウェイ・2ドライバー 
  6)UM – アップグレード済みSennheiser IE8: 
     ハイブリッド 3ウェイ・3ドライバー 
  7)千音 – TS853 試作品: 
    ハイブリッド 3ウェイ・5ドライバー 

尚、比較に聴いた曲は、時間の都合で、Halie LorenのAutumn Leavesを中心に行いました。

1)1964 Ears – V6: 





こちらの機種は、つい先日(2012/10)に出たばかりのBA 6ドライバー3ウェイになります。発売が始まったばかりで、販売促進ようの価格設定もあるのですが、この種としては、とてもお買い得感のある機種になります。

シェルの作りに関しては、まったく何の不満はありません。シェルの透明度もフィッティングも、とても高い次元にあると思います。シェルの綺麗さだけでも十分楽しめます。 

ハイブリッドIEMに比べると、低域のボリュームは劣るかもしれませんが、BA型なのに、かなりの量、低音が出ています。その反面、低音がボンヤリすることなく、引き締まった心地良い低域を再生してくれます。これも低音の解像度が高いお陰でしょうか。 

中高域も、低域に負けず劣らず高い次元で再生してくれます。とにかく、中高域の解像度は抜群で、特にボーカルの質感は、一聴の価値が大いにあります。 個人的な印象では、この機種が手元にあるカスタムIEMで、リモールドしたEtymotic ER4なみに、鮮明な中高域を持っているのかもしれません。 

音場と解像度の点に関しても、V6はかなり高い次元で達成できているように考えます。ただし音場の広さだけで見ると、千音さんのTS853プロトタイプや、同じく千音さんで5ドライバーのアップグレードしたWestone 3の方が幾分広いかもしれません。  

手元にとどいてから、ゆっくりと聴く機会がないので、断定はできませんが、1964 EarsさんのV6は、力技で再生するのではなく、とにかく音楽を丁寧に再生する機種という印象を受けました。手元の女性ボーカルを聴くときなどは、心を弾ませるよりも、落ち着かせるのに向いているのかもしれません。 


 2)Etymotic ER4:



千音さんにてリモールド済み シェルの作りは、こちらは千音さんの全てに言えるのですが、とにかく実に綺麗な出来です。クリアの透明感や質感は、1964 Earsさんに負けず劣らず優れています。フィット感も高い次元にあり、遮音性の高さも非常に高い印象を受けます。
 
Halie Lorenのボーカルが、とても鮮明と聴こえてきます。女性ボーカルの情報を全て精確に受け取りたい時には、リモールド済みのER4は最適かと思います。   

例えば、英語の子音の発音などは、口の動きが見えるくらいに精確に再生されているように感じます。とくに、摩擦音の/s/音の再生は、優れているように思います。人によっては、この/s/音が耳に刺さるようで不快と思われるかもしれませんが、英語の【th】に近い日本語の【さ】行と比べて、英語の/s/が、はるかに息の勢いが強いことを考えると、ER4は、とても精確に/s/を再現していると考えます。 

女性ボーカル同様、ピアノの音もとにかく鮮明に聴こえてきます。手元にあるカスタムIEM(リモールドも含めて)の中で、ピアノの再生は、ER4が特に優れている印象を受けます。 

では、個人的にこのリモールド済みのER4が、元々のER4が高音よりであるため、リラックスして音楽に耳を傾けるには少々不向きですが、曲の持つ情報を、とにかく精確に全て受け取りたい時にこそ、この機種は、その力を発揮するように思います。 
 
3)Westone UM3:


千音さんにてBA 4ドライバーにアップグレード済み Halie Lorenのボーカルが、ER4と比べると、後退して、距離をおいた感じで聴こえてきます。おかげで、/s/の音が耳に刺さるようなことは決してありません。

ER4の女性ボーカルが乾いているのに対し、4ドライバーにアップグレードしたUM3のそれは、よりしっとりした質感があり、これはこれで良い気もする反面、もう一つ、女性ボーカルの透明感が不足しているのも事実です。 

女性ボーカル同様、ピアノの音の質感も、乾いたものではなく、潤い感のあるものです。

ただ、ここでも上と同じく、音に透明感が今ひとつ不足しています。 今回のリビューの主役の1964 EarsさんのV6と比べると、V6が圧勝な印象を受けます。V6の方が、高域から低域に全てに伸びやかに再生してくれ、音の広がり感も数段優れています。ドライバー数だけで断定するのは、UM3を4ドライバーにアップグレードしたものでは、V6に太刀打ち出来ないようです。 
 
4)Westone 3:



千音さんにてBA 5ドライバーにアップグレード済み 結論から先にすると、個人的な予想に反して、今回比較したこのBAドライバーの機種の中で、この機種がV6にもっとも張り合っている印象を受けました。 

Halie Lorenのボーカルについて言えば、下がりすぎることもなく、出過ぎることもなく、鮮明なのですが、ER4のように精確すぎて時に不快になることもなく、とにかく心地よく再生してくれます。女性ボーカルの持つ華やかさも上手く出ています。 

ピアノの再生も、上の女性ボーカル同様、そつなくこなしてくれます。 低音のボリュームも、V6に負けず劣らず、けっこうあります。

くわえて、音の広がり感なら、この機種のほうがV6より優れているかもしれません。 

ドライバー数では、V6より1つ少ないですが、5ドライバーにアップグレードしたWestone 3は、かなり健闘している感想を持ちました。この機種とV6のどちらか選ぶとすれば、正直悩む気がします。私にとっては、V6は、低域から高域まですべてに渡って綺麗に再生してくれる優等生的な存在なのに対して、5ドライバーにしたWestone 3は、V6ほど優等生でないのですが、音楽を大らかに楽しく聴かせてくれる、その場を盛り上げてくれる存在でしょうか。 

5)千音 – TS842 




こちらは、低域にダイナミック型のドライバーを1つ、中高域には、Etymotic ER4と同じタイプのBAドライバーを1つ備えた、2ドライバーのハイブリッドIEMになります。 

とは言え、リモールドしたER4と、TS842は似ているようで似ていない存在です。低域にダイナミック型のドライバーを追加しているのですから、当然、その低域の再生能力は、ER4より優れているのですが、同じBAドライバーを使用しているにも関わらず、中高域の再生の仕方に差があります。ER4同様、鮮明にHalie Lorenのボーカルを聴かせてくれるのですが、ER4のような、時として耳に刺さるようなことはありません。

これと同じことが、ピアノの再生にも当てはまります。 

それで、本題のV6との比較ですが、Halie LorenのAutumn Leavesの再生にしぼって比較すると、V6の方が個人的には優れている印象を受けました。TS842には、優れた低域の再生力がある反面、V6には、音の全域に渡る伸びがあるためか音の広がりに断然あり、それに、ボーカルの再生で、潤い感も十分あります。TS842だけ聴いているときは、それはそれで楽しいのですが、V6に交換した際、V6の持つ全体的な音の豊かさにハッとさせられてしまうのが正直な感想です。 

6)Sennheiser IE8:Unique Melody さんにて3ドライバーにアップグレード済み –






こちらは、ダイナミック型のIE8にBAドライバーを2つ追加したハイブリッド機種になります。 シェルの作り:この機種だけ見えていると、そうでもないのですが、1964 Earsさんや千音さんと比べると、正直シェルの作りは見劣りします。

特に気になるのは、シェルの透明度です。クリアを注文したのですが、全体的に白く濁ったシェルになります。 

元になるのが、IE8のせいなのでしょうか、かなりボリューム感のある低音で再生してくれます。低音のボリュームや質感だけなら、本記事の主役であるV6より優れているかもしれません。 

ただし、中高域に目を向け、女性ボーカルの再生力で比較すると、V6の方が遥かに優れています。中域と高域にそれぞれBAドライバーを一機追加した3ウェイとは言え、低域が強すぎるのか、中高域が何歩か後ろに下がった感じで、Halie Lorenのボーカルがボンヤリしてしまい、今ひとつ物足りない印象を受けます。

V6にアップグレードしたIE8が敵わないのは当然としても、千音さんの2ウェイ・2ドライバーのハイブリッドIEMであるTS842と比較しても、3ウェイ・3ドライバーにしたIE8は劣っているように思えます。やはりTS842の中高域に使用しているドライバーの性能が大きく影響しているのでしょうか。 

7)千音 – TS853 試作品:ハイブリッド5ドライバー 


こちらは、この夏(2012年)千音さんから入手したプロトタイプになります。先日、千音さんに聞いたところでは、この年末が過ぎた頃から、正式にTS853が発売になるとのことです。ということもあり、以下の感想は、あくまでもプロタイプの話としてお受取りください。 

低域に関しては、手元のカスタムIEM中、TS853が傑出しています。低音の多い機種は、あまり私の好みではなかったはずのですが、この機種を触れて考え直しました。この機種の低音は、ボリュームがかなりあると同時に透明感があります。TS842も低音が魅力的な機種ですが、このTS853は、その上の上を行く低音ではないでしょうか。

V6も、BA型としては、ボリューム感のある低域を持っていますが、TS853と比べると少々差がある気がします。 

Halie Lorenのボーカルを聴いてみると、上の低域に負けず劣らず、中高域を高い次元で再生してくれます。低音のボリュームに埋没することなどなく、とても鮮明な中高域です。特に女性ジャズボーカルなどを聴いた際の、そのボーカルの質感は、高い解像度があると同時に、神経質になることは有りません。 

V6がHalie Lorenのボーカルを明るく綺麗に再生するのに対して、TS853は少々影のある雰囲気で再生してくれます。この辺りは好みの問題のでしょうが、個人的には、V6、TS853、どちらも好印象を受け、どちらを選ぶかと言えば、正直、その日の気分次第でしょうか。 

ただ、音の広がりというか音場に関しては、V6よりもTS853の方が幾分優れているかもしれません。 
 
8)結び 

今回、手元にある、リモールド、アップグレードも含めた、カスタムIEM7機種を比較してみて、先日発売が始まったばかりの1964 EarsさんのV6は、価格設定に加えて、音質、シェルの作りも考えて、個人的には、かなり満足しています。 

それと同時に、今年(2012年)の夏から冬にかけて入手した、千音さんのTS853とTS842、同じく千音さんに1年ほど前にお願いした、5ドライバーにアップグレードしたWestone 3も、かなり良い選択だったと再確認したしだいです。


数カ月ぶりの投稿になります。今回も、カスタムIEMについてです。


今回は悩みに悩んで、1964 earsさんのV6にしました。一度は、UMさんのハイブリッドカスタム Merlinにかなり傾いていたのですが、注文する土壇場になって、1964 earsさんのV6に決定しました。先月半ばに、1964 earsさんから6ドライバのモデルが出たこともあるのですが、去年、1964 earsさんの方から、新しいモデルを開発中との話を聞いていたこともあり、これも何かの縁だと思い、前回のShure SE425のリモールドから、1年以上ぶりですが、1964 earsさんにお世話になることにしました。




注文に先立ち、シェルの色や、納期の件で、数回、先方とメールで問い合わせをしたのが、この11月の中頃。去年の夏頃にリモールドの件で、1964 earsさんにお世話になった時と比べると、気のせいか少しばかり返信を頂くのに時間がかかった気もしますが、迅速に対応をしていただきました。クリスマスも近く、先方が忙しくなることも考えて、ラッシュオーダー(送料込み95USドル)を利用したこともあり、当方の耳型を発送してから、ほぼ2週間ほどで、V6が日本に到着しました。それが、先週の金曜の深夜なのですが、ここから、日本についてから、手元に来るまでに予想外の4日ほどかかってしまいました。タイミングが悪く、週末だったため、土日と税関がお休みで、消費税の件で時間がかかったようです。


以上が、V6を入手した直後の書き込みです。

実際の音質等は、また後日になるかと思います。

 この正月頃に注文したカスタムIEMが、ようやく到着しましたので、思いつくままにご報告。

今回は、私としては初めて、UMさんにお願いしました。そのお願いした機種は、手元のSennheiser IE8で、内容は中域と高域用にBAのドライバーをそれぞれ1つ、計2つ追加するアップグレードでお願いしました。

注文は、中国のUM本社に直接ではなく、アメリカのCustom IEMさんのStephenさん経由になります。私の注文した時点の話ですが、UM本社に直接お願いするより、アメリカのCustom IEMさんを経由した方が、20から40ドルほど安くなるようでした。ただしこれには、為替レートの兼ね合いもありますので一概には言えませんが。

納期の方は、郵送の日数を除いて、6週間と少しほどでした。途中に中国の旧正月が1週間入り、しかもこの時期とても注文が混んでいたのもあり、通常よりは長くなったようです。いつもお世話になっている同じく中国の千音さんが、2から3週間だったので、今回はかなり待ち遠しかったです。

メールのやり取りですが、Custom IEMのStephenさんの連絡はとても快適でした。返事がすぐに頂けます。以前お世話になった1964 earsさんもメールは早かったのですが、その1964 earsさんよりも、Custom IEMのStepheさんの方が上回ると思います。ちなみに、いつもお世話になっている千音さんの時と比べると、言葉の方もとてもスムーズに伝わり、この点は非常に好印象でした。このメールに関するカスタマーサービスについては、Custom IEMさん経由のUMさんは、とても優れているようです。

送られてくる際の梱包も、それにIEMが収納される化粧箱も、好印象でした。


それに、今回はいっしょに写真のイヤープラグも付いていたのは意外でした。実は、今回注文するにあたり、UMさんに直接頼むことも考えて、UM本社にメールしたことが何度かあるのですが、その際は、UMさんに直接注文した時だけ、イヤープラグが付くような話だったので、今回、Custom IEMさん経由なのにイヤープラグが付いていたのは意外でした。それと、このイヤープラグが表示が面白くて、Roothの文字が入っています。これって、やはり、同じく中国のカスタムIEMのRoothさんのことなんでしょうか? 


イヤープラグのパッケージにあるURLにアクセスした範囲では、どうもそのようです。ネットで以前、UMさんとRoothさんは基本的に同じで、単に別のグループが担当しているだけのような話を見たことがあるのですが・・・

ちなみに価格の方は、RoothさんよりもCustom IEM経由のUMさんの方が、今の為替レートですと、日本からの輸送代込でも1万2千円近くはお安くなるようです。(ただし、上にもありますが、UMさんの本社に直接お願いすると、そちらのほうがお高くなるので、この価格差が若干少なくなりますが。)あと、RoothさんとUMさんのアップグレードを直接比較したことがないので、音質やシェルの作りなどの相違点は、私にはよく分かりません。

前置きが長くなりましたが、ここからは、今回アップグレードしたIE8本体の話です。

まず、シェルの作りから。シェルの気泡ですが、若干ですが気泡らしきものあるようですが、全体的に見ると綺麗なシェルの作りです。


次にシェルの透明度について。手元の1964 earsさんと千音さんのものと比べてみると、同じクリアでお願いしても、三者三様で面白いものがあります。それぞれフェースプレートの色が異なっていて、その影響もあるのでしょうが、クリアの色合いと言いますが、透明度、それにシェル自体の光沢度、それに質感に結構差があります。私の腕が未熟なので、写真の方では今ひとつハッキリしませんが、直接眼の前で見てみる方がよく分かります。

改めてUMさん、1964earsさん、千音さんを比べてみると私の印象ではこんな具合です。

  【透明度】1964 earsさん  >千音さん     >UMさん 
         (注:1964 earsさんと千音さんの透明度の差は、ほんの少しです)
  【光沢度】千音さん   >1964 earsさん    >UMさん
  【色合い】UMさん:若干白い印象 
                     1964 earsさん:とても無色な印象 
                     千音さん:うっすらと黒が入った印象

この辺りは私の主観的な判断と読み流していただきたいのですが、クリアのシェルの好みで言うと、他の2つと比べると、UMさんのが若干ですが得点が高くないかもしれません。

カナル部の長さですが、これはおそらく1964 earsさんとUMさんは、ほとんど同じくらいだと思います。この2つと比べると、千音さんが一番カナル部が長く製作されているようです。

  • (左が千音さん、右がUMさんです。)

とここまでは、千音さんと1984 earsさんといった他のカスタムIEMメーカーとの比較でしたが、次からは、オリジナルのSennheiser IE8との比較も含めながら話を進めていきます。

耳のつけ心地ですが、アップグレードしたIE8は、耳にピッタリと合い、とても好印象です。私の場合ですと、オリジナルとは比較にならないくらい、フィット感が遥かに向上しています。私の耳の問題もあったのでしょうが、オリジナルのIE8は、イヤピースを付属のどれも今ひとつ合わず、他のメーカーのイヤピースにしても合わず、それに耳に着けても安定感がなく、頻繁にかけ直す必要があったことを考えると、今回はUMさんにおかげで、その辺りの問題は全て解消されました。自分の耳型にあわせて制作したシェルですから、当然といえば当然なのですが、やはり自分の耳にあったシェルの快適さは本当に良いものです。イヤピース等の問題のあるユーザーには、UMさんでシェルを作っていただくのは、良い選択肢と言えるかもしれません。

遮音性も、オリジナルと比べると私の場合は、かなり遮音性が向上していると思います。ダイナミック型用のポートあるので多少は劣るのかもしれませんが、十分な遮音性が確保されています。BAドライバーだけの1964 earsさんや千音さんのと比べても特に遜色のないくらいの遮音性ではないでしょうか。

そして、ここが一番肝心の話しの音質です。まだ手元に届いて、ほとんど時間が立っていないので、これから、まだ音質が変わってくるかもしれない点を考慮してお読みください。

少々詳しく述べまして、低域から。これは、低域の好きなユーザーの方なら、けっこう好印象を持たれるのではないでしょうか。オリジナルのIE8のダイナミックドライバーのおかげで、手元の他のBAドライバーで構成されたもの(リモールドしたEtymotic ER4S, Shure SE425, Westone UM2, 4ドライバーにアップグレードしたUM3、5ドライバーにアップグレードしたWestone 3、それに千音さんの3ドライバーのカスタムIEMTS322)と比べると、その低音の質感と量感は優れています。ただ、私の記憶が不確かなので、間違っているかもしれませんが、オリジナルのIE8と比べるとどうなのかは、今ひとつ分かりませんが。

次に中高域について。個人的な感想で恐縮ですが、単なるIE8のリモールドをするよりは、アップグレードした方が私は良いように思います。以前、Roothさんの何もアップグレード無しのIE8のリモールドを視聴したことがあるのですが、その時の印象は、あまり良いものではありませんでした。IE8のオリジナルと比べると、単なるリモールドは、中高域の音の伸びが、かなり減ってしまうようです。そのせいか、リモールドだけのものは、全体的に音が曇ってしまい、私には爽快感の無いものでしたの。それと比べると、今回の用にBAドライバーを中高域に追加するアップグレードですと、中高域の音の伸びもオリジナルくらいに確保されいるようです。その意味で、私にとっては、今回のUMさんのアップグレードは成功だっと言えます。

ただし、全く問題が無いわけでないようです。一聴すると、オリジナルのIE8と似ているようですが、しばらく聴くと、UMさんでアップグレードしたIE8とオリジナルおIE8は少々ですが似ていないのかもしれません。UMさんでアップグレードしたIE8は、今のところの印象ですと、全体的にとても伸びやかに明るく楽しく音を再生してくれています。それ自体は良いことなのですが、オリジナルのIE8と比べると幾分ジャンルを選ぶようになったかもしれません。例えば、ロックには合うと思うのですが、落ち着いた曲調のものは少々苦手なような感じがします。

それに、アップグレードしたIE8は、曲をけっこう楽しくというか明るく奏でている印象のする反面、オリジナルのIE8と比べると、中高域と低域の一体感というか繋がりが減ってしまい、少々バラついた感じが否めません。

と、少々否定的な評価をしましたが、どうもこの辺りのことは、時間をかけて鳴らし続けると改善されるかもしれせん。昨日一日ほどアンプで鳴らし続けたとろこ、すでに上の気になる点に改善の兆しが出てきました。この週末さらに鳴らし続けてみようと思います。

あと、オリジナルとアップグレードの違いで、書き忘れたことが1つ。アップグレードのほうが、もしかするとエコーが少々かかっているのかもしれません。特に曲を聴き始めた時に、そういう印象を受けます。

最後に総括しますと、手元にある、BA型が主体の、リモールドも含めたカスタムIEMと比べると、今回のアップグレードしたIE8は、かなり毛色の異なった面白い機種だと言えます。特に、私の場合ですと、ピアノやボーカルの質感、それに、アメリカのテレビドラマや、映画、Podcastを聴いた際の英語の発音のイキイキした感じと言いますか、目の前で発音する口元を見ているような緻密さは、BA型のカスタムIEMが優れているのに対し、低域の量感や、ギターなどの弦楽器の質感は、今回のBAとダイナミック型のハイブリットといえる、アップグレードしたIE8が優れているようです。その意味で、今回のUMさんでアップグレードしたIE8は、手元の他のカスタムIEMとは、かなり傾向が異なるので、今までとは別の角度から楽しめる機種と言えるようです。

あとついでに、アップグレードに辺り分解されたオリジナルIE8の写真も。


この前のThousand Soundさんでのリモールドに続いて、今度は 1964 Earsさんで手元のShure SE425をリモールドしてもらいました。







写真でうまく伝わると良いのですが、シェルの作りは、とても綺麗です。クリアの透明度も高く、一見した感じでは気泡も入っていません。耳に付けた感じも良い感じです。先日もThousand Soundと同様に、とても満足のいく仕上がりです。

また、同時に1964 Earsさんから入手したケーブルですが、柔軟性があって取り回し良好です。タッチノイズも少なく、使いやすいものです。

ただ、今回のことで気づいたのですが、同じWestoneタイプのケーブルといっても、購入先によって若干ピンの太さに差があるらしく、リモールドした他のシェルに付ける時に多少苦労する場合あるのかもしれません。先日、中国のThousand Soundさんや BK Music Ear Monitorさんのシェルに、1964 Earsさんのケーブルを付けるときは、少々力を入れる必要があります。

次に、リモールド後の音質ですが、基本的にはオリジナルの特徴がそのまま残っています。違いがあるとすると、リモールドして、ボーカル(特に男性)がクリアになったかもしれません。

最後に先方とのメールのやりとりや、カスタマーサポートですが、とても良好です。今回の注文以外の件もあって、二十数回メールしたのですが基本的には翌日に午前5時までには返信が来ます。私の記憶違いでなければ、技術面を主に担当しているかとメールをやりとりしたのですが、いつも簡潔にしかも実直に対応していただきました。

と、手元のめぼしいモデルは概ねリモールド完了し、そろそろ純粋にカスタムIEMを1つ注文しようと思っています。本筋ならUltimate Earsさんや、Westoneさん、JHさんなど有名どころに行くべきなのですが、予算的に少々きついものがあり、それにどうせ頼むなら、少し変わり種に行ってみようと思っています。今のところは、先日もリモールドでお世話になった、Thousand Soundさんを第1候補に考えています。

 この前、初めてIEMのリモールド(Remolding/Reshelling)なるものを試してみたのですが、それが予想以上の効果がでたもので、またもう一つ手元のIEMをリモールドしてみました。

今回は Westone UM3になります。今回も前回と同じ所でお世話になりました。ちなみに先方の社名と言いますか名前は、BK Musical Ear Monitor さんです。おそらく中国や香港からの注文だけを受けている所だと思うのですが、あまり定かではありません。





耳型の方は、前回と同じものを使用して製作していただきました。音質的には、UM3のオリジナル雰囲気が上手く出ていて、けっこう良い感じになりました。気のせいかもしれないのですが、リモールドしてからの方が、UM3とWestone 3の音質の差がより明確になった気がします。人の声を楽しみたいならUM3でしょうし、低音を楽しみたいならWestone 3でしょうし。

話は変わりますが、初めは単にケーブルの断線が心配で、気軽にIEMを使えないのを何としようとリモールドを試したわけです。もちろん、リモールドのおかげでこの最初の目的は達成されました。

ただ、実際にリモールドしてみると、IEMを耳に付けるときの簡単さ、長時間付けている時の快適さは、良い意味で全く予想外でした。この前まではユニバーサル型のIEMを耳に押し込むのが特に不快ではなかったはずなのですが、自分の耳に合わせたリモールドしたIEMを使うのは、本当に別次元な気がします。

ネットで探してみると、それも海外の業者さんなら、とても手ごろな価格でリモールドを引き受けてくるとろこがあるようなので、次は別の所に当たってみようと思っています。


たまたま手持ちのIEMをリモールドすることになり、その経緯と感想を書いてみます。

きっかけは、手元に WestoneとShureなどのIEMがあり、それぞれ違った個性があって音質的に気に入っているのですが、ただケーブルが取り外しが出来ず、断線の心配から普段気軽に使いにくいため、思い切って今回リモールドに踏み切りました。

ただ、今までにリモールドも含めて、いわゆるカスタムIEMに触れたことがなく、そこで1週間をかけて、ネットで調べてみました。そしてリモールドサービスを複数見つけ、ネットの評判等を考慮し、Unique Melodyさんと、それと同じ系列で別グループという話のRoothさんに目星をつけたのがこの4月の中旬。

価格的には、最近の為替レートを考えると、Unique Melodyさんの方がお得で、アメリカやイギリスの代理店を通して注文も考えたのですが、どうせ頼むなら、Unique Melodyさんの本拠地がある中国に直接注文をした方が面白いだろうと考えました。

そのように思い、注文をしようした矢先に、ふと香港の友人のことを思い出しました。この方は、イヤホンにかなり詳しく、カスタムIEMも複数所有し、自分でヘッドホンアンプを製作するくらいです。きっとこの人なら、もっと詳しいことを知っているだろうと、Unique Melodyさんのことをメールでたずねてみたところ、自分の知り合いで、数年前からカスタムIEMを作っている中国の友人がいるよ』という思いがけない返事が返ってきました。価格の方も具体的な数字は省きますが、『一般的なリモールド料金の半額ほどで、しかも、リモールドしたいIEMの元々のケーブルを加工して、取り外しできるようにしてあげるよ』というビックリするメールが来ました。また、過去に製作されたものを写真で拝見すると、私のような素人の目には、十分綺麗に作られているように写り、そこで、急遽、方向転換し、この中国の友人の方にお願いし、先方からリモールドの製作を承諾をもらったのが、この4月の末だったように記憶しています。

と、これでリモールドをお世話になる先が決まり、順調に話が進んで良かったと思ったときに、まったく予想外の大問題。それは耳型をどうするか。ネットで、カスタムIEMをお持ちのかたの記事を拝見すると、耳型は比較的に簡単に準備できるような雰囲気だったのですが、私の住んでいる四国の片田舎では、まったく事情が違っていました。まず、地元の町で問い合わせたのですがダメで、そこで手当たりしだいに県内の補聴器店と耳鼻科に問い合わせたのですが、これまたダメばかり。中には、『補聴器を買わないで、耳型だけ作るなんて、法的に無理。そんな違法行為は出来ない』と叱られることもありました。地方は緑も多くて、空も広くて住み心地いいけど、なにか新しいことをしようとすると、やっぱり不便。そんなものかと思いながら、ネットをみていると、私と同じような悩みを抱えた人の数年前の投稿を見かけました。その方によると、『四国では、耳型を取るのはほとんど無理。仕事の関係で東京に行くので、そのときに須山補聴器さんでお世話になる』とのこと。

私の場合は仕事で、東京や大阪に行くことはなく、わざわざ耳型を取るためにそこまで出かけると家内には言えず、今回の話はお流れになるかと諦めかけていたころ、たまたまネットで見つけた隣町の補聴器店に電話してみると、若い感じの男性の社員が応対してくださり、一度大阪の本社に問い合わせてみるとのこと。どうせ無理だよ、ここでは、と思っていたところ、その社員の方から電話があり、耳型の採取OKとの思いがけない返事。この機を逃したら、四国で耳型は無理と思い、早速耳型をお願いしたのが、この5月のゴールデンウィーク開けでした。ちなみ、今回耳型の採取を承諾してくださった、地元の良心的な補聴器店は、トーシン・補聴器センター徳島さんで、こころから感謝しています。こちらの補聴器さんの詳しいことは、次のホームページをご覧ください(ttp://www.toshin-ha.co.jp/sikoku.html

中国のご友人にリモールドをしていただくよう、香港の友人に私の耳型とIEMを送ったのが、5月の第2週目。これで後は待つばかりと安心した矢先、また予想外の事態が発生。初めは、中が綺麗に見えるようにクリアでシェルお願いしたかったのですが、先方からクリアでシェルの製作は今回受けられないとの返事。これは困りました。正直がっかりしました。クリア以外の色のことは、まったく考えていなかったもので、でも既に耳型もIEMも送ってしまっているので、とにかく色を決めなくてはならず悩んでいると、先方からシェルとフェイスプレートの色は別々でも良いよ。もちろん料金は変わらないから』 色を別々にできるとなると、余計に悩みが増える反面、嬉しくもあり、一晩悩んで考えをまとめて先方にメールしたのが、5月のちょうど中頃過ぎ。

それから待つことほぼ2週間、思ったより早くリモールドできがり、手元に届いたののがこの5月の末。途中で、シェルの色の変更があり、今ひとつ好みの色が先方になったのに加え、料金もとにかく格安だったので、本当のことは言えばあまり期待していなかったのですが、いざ手元に届いたIEMを見てみると、予想よりもずっと綺麗に作られていました。もっとも、これが初めてのカスタムIEMというかリモールドIEMなので、一般的なものがどのようなのか分からないのですが、少なくとも私のような初心者には十分納得できるものでした。

ということで、2枚ほど写真をアップしておきます。一枚目が、Westone UM2を、二枚目がWestone 3を今回リモールドしたものになります。

Westone UM2をリモールドしたものです


Westone 3をリモールドしたものです


ケーブルとシェルのコネクターは、今回 Westone ESシリーズのものを設置していただき、さきほど書いたように、オリジナルのケーブルを再利用していただきました。個人的に、オリジナルのWestoneの寄り合わせたようなケーブルの使い勝手が気に入ったいたので、それにこの方が価格も抑えることができるので、今回はこうしました。そのケーブルとシェルの接続は、とてもしっかりしていて、普段使っていて外れる心配もなさそうです。ちなみに、Unique Melodyさんに、Westoneのコネクターで製作できるか問い合わせたときは、UEと違ってWestoneだと少々接続が緩くなると言われたのですが、今回のものは十分な出来でした。

あと、実際の付け心地ですが、なにぶん今回が初めてなので断言できませんが、とても満足のいく出来でした。オリジナルのときよりも遮音性が高くなり、それより何より、耳に付けたときのシェルの安定感が最高です。今までだと、ティップを、コンプライにしたり、他のメーカーのものにしたり、サイズを色々と試したり、それに耳に適切に入っているように気をつけたりと手間暇がかかり、けっこう面倒で不満なこともあったのですが、リモールドすると、そんな悩みは一切解消されます。シェルを耳に付けるだけで、しっかりと耳に固定されることが、こんなに快適とは全く思っていませんでした。これを知ってしまうと、もう今までのユニバーサルタイプのIEMには戻れないくらいに快適な付け心地です。手元のIEMを全てリモールドしてみようかと思うくらいです。

音質の方は、主観的に判断になりますが、遮音性の向上と、付け心地の改善のためか、オリジナルの特徴を残しながら、程度は少ないかもしれませんが、向上しているように思います。UM2の方は中域というか人の声がとても綺麗に出てくれます。Westone 3は、音の広がりも豊かで、低音もしっかり出ています。オリジナルの時よりも、リモールドした方が、この2つの機種の個性の差がよりハッキリしたような気がします。

手元にもう一つWestoneがあるので、そちらを近いうちにリモールドしてみるかもしれません。長文のしかも駄文をお読みいただき、ありがとうございます。







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